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2018年03月20日
コラム

釘穴・ビス穴が多い長押

お部屋の壁の身長高付近に設置されているこの多い、横に長い木材、長押(なげし)と言われる室内構造物。

もともとは建物の構造的な意味合いがあったようですが、今ではそのほとんどが装飾的意味合いに変わってきています。

最近の賃貸住宅に設置されている長押には上部に溝があり、ハンガーなどが掛けられるようになっています。

 

柱を支えていた長押(なげし)

古代の寺院建築では部材も厚く、本来の構造的な意味合いが強かったため、上級層の住宅にのみ用いられていたが、中世になると庶民住宅でも使用されるようになった。

Wikipedia より

 

とあるように、古い時代の長押は必要だからあったようです。

それが段々と装飾の意味合いが強くなってきた経緯があり、今では長押そのものがないお部屋も多くあります。

 

長押へのビス打ち・釘打ちは入居者負担

現在では装飾的意味合いが強いとは言え、成り立ちからも分かるように、もともとは構造体だった「長押」。

通常の賃貸借契約では柱へのビス打ち・釘打ちは禁止されていることが多いようですが、長押へのビス打ち・釘打ちも同様に扱うことが多いため、長押を利用しようとするときは注意が必要となります。

もし、穴を作ってしまった場合は、ウッドパテや爪楊枝などを利用した修繕方法があるので、ちゃんと補修をしたほうが良いでしょう。

しかし、付け焼き刃の無理な補修ではプロの目はごまかすことはできません。

結局、修繕費用を請求されることもあり、場合によっては補修費が膨らんでしまうこともあるので、正直に申告し、なんとか安くしてもらうようにお願いする方法もあるかと思います。

 

最近の賃貸住宅の長押は上部に切れ込みや溝が入っているので、長押フックなどの利用をオススメします。

もちろんそのままハンガーを掛けても大丈夫です。

 

家主様へ、こんな部材はいかがですか?

一度、じっくりご自身の物件の長押を確認してみて下さい。

多数の穴跡があったり、上部に溝や切れ込みが無い場合はニーズに合っていない可能性があります。

いまはフックの位置を移動できるフック付き長押や、使わないときはフックを収納でき、見栄えをすっきりさせるタイプのものもあります。

リフォームする際に交換してみるのも良いかもしれません。

 

大丸商事 長谷川浩一

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