大丸商事有限会社
2020年08月08日
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畳の管理って意外と難しい ~空室の場合~
今年7月の東京地方はとにかく天気が悪かったですよね。
31日間のうち雨が降らなかった日はたったの1日しかなく、さらに日照時間も戦後最短で記録的な天候不順となった1ヶ月でした。
湿度が高いこともあり、例年にない状況となることも多々ありました。
畳に「カビ」が生えている
上の画像は、空室管理が適度になされなかったが故に発生した「カビ」です。
今年の春に空室となり、クリーニング等も済ませた物件ですが、畳に関しては入居直前に「表替え」もしくは「裏返し」を行うため、拭き掃除のみとなっていました。
家主さんも空室の間、風通しを行っていましたが、梅雨の長雨で3週間ほどご無沙汰になっていたようです。
雨戸のある物件で、閉め切っているため日差しも期待できない中、湿度によりカビが発生してしまいました。
新しい畳ほど「カビ」が生えやすい!?
当社では、空室期間中の日焼けを考慮し、新たな入居者が引越しをする直前に表替えなどの畳の交換を行います。
しかし、リフォーム・クリーニング段階で交換をして、窓には紙カーテンを設置するケースも多くあります。
畳屋さんに聞いた話では、しばらく使用した畳より表替えなどをしたキレイな畳のほうが「カビ」は発生しやすいそうです。
理由は畳に含まれる水分量がしばらく使用した畳より、キレイに表替えなどをした畳のほうが多いからとのこと。
空室物件の畳のカビ対策
いくら「表替えをするから」「交換をするから」といっても、案内時にカビが生えた畳では印象は良くないですよね。
これから交換予定の畳の場合、中性洗剤を溶かした水溶液で雑巾がけ(かたく絞る)をするのもひとつの方法だと思います。
しかし、夏場は排水トラップの封水切れによる臭い対策などもあるので、こまめに空室のお部屋には足を運び、風を通すのが一番良いと思います。
by 大丸商事 長谷川浩一
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