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2016年09月01日
コラム

物件の水道水をおいしくして、入居者の満足度を上げる

主流になりつつある直結給水方式

 

物件についている必要だけれども、少しやっかいな設備「受水槽」。

前面道路の水道管しだいでは、その受水槽、撤去できるかもしれません。

 

 

 

 

|水道水に自信のある東京都

 

東京都はボトルに詰めて水を売るほど、水道水に関して自信を持っている自治体のひとつです。

 

そして、東京都は受水槽方式の建物に対して、直結給水方式への切り替えを推進しています。

 

現在、そのモデル事業として、まず学校(小学校・中学校)を直結給水方式へ切り替えて、生徒へおいしい水の供給をしようとしています。

 

すでに、切り替えが完了している学校では、生徒・教職員ともに水道水に対する満足度が上昇したそうです。

 

 

 

|受水槽のメンテナンスしてますか?

 

有効貯水容量が10立米を超える受水槽設備は簡易専用水道といい、年1回の清掃と検査が義務付けられています(水道法施行規則第55条)。

 

一方、有効貯水容量が10立米以下の受水槽設備はどうなのか。

やはり、こちらも各自治体の条例などによって決まりがあります。

 

東京都の場合は、「小規模貯水槽水道等」という設備に該当し、年1回の清掃と検査の努力義務があります(供給先の施設によっては義務)。

 

努力義務とはいえ、入居者の安心安全を考えると、せざるを得ないような気もします。

 

 

 

|直結給水方式は2度おいしい

 

私どもの管理している建物でも受水槽を使用している建物はもちろんあります。

しかし、近年、直結給水方式に切り替えている建物も多くあります。

 

直結給水方式にすると、水がおいしくなるだけではなく、受水槽のメンテナンスが要らなくなります。

 

直結給水方式に切り替えることによる恩恵を多くうけられるのが、概ね3階建てまでの低層建物です。

 

なぜならば、水道管の水圧で届けられる高さが概ね3階程度なので、別に増圧ポンプなどの設備も必要ない可能性が高く、受水槽にかかっていたメンテナンス費用がほぼゼロになることもあるのです。

 

4階建て以上の中高層建物も増圧ポンプを使用することにより、直結給水方式に切り替えが可能です。

ただし、増圧ポンプも点検が必要となり、維持管理費がかかります。

 

 

 

とはいえ、入居者の水に対する満足度は、直結給水方式のほうが高いと思います。

 

タイミングをみて、直結給水方式に切り替えてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

by 大丸商事 長谷川浩一

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