3点式ユニットをシャワールームに改修
近年の入居者ニーズは「部屋の面積」より「バス・トイレ別」を優先する傾向があるようです(入居者ニーズと意識調査 第5回から)。
そこで、3点式ユニットバスになっているお部屋を「シャワールーム」に変更するリフォームを行いました。
単身者はシャワー派が多い調査結果もあるので、空室対策としても有効に作用してくれると思います。
入浴スタイルは「シャワー派」が増加
東京ガスの社内シンクタンクとして様々な提言を行っている「都市生活研究所」の「現代人の入浴事情2015」によると、〈入浴スタイルはシャワー派が増加〉しているようです。
調査結果の概要(一部)は
1.全体では「暑い時期はシャワー入浴、それ以外は浴槽入浴」という回答が多いが、20代は「シャワー入浴派(一年中シャワー入浴のみ+一年中シャワー入浴が多い)」が多く、60~70代と30代女性では「浴槽入浴派」も多い
2.2009年、2012年の調査結果と比較すると「シャワー入浴派」が増加している。
(参考URL:http://www.toshiken.com/report/docs/hot34-summary.pdf)
このような事情からオーナー様と相談し、3点式ユニットバスをシャワールームとトイレのセパレートにすることとしました。
反応は上々
単身向けのワンルーム・1Kのお部屋を改修したところ、反応は良かったです。
というのも、普段から入浴スタイルがシャワー派の人にとっては、入浴スタイルを変えずして、3点式ユニットのデメリットのひとつである「トイレットペーパーが湿気る」問題が解決するからです。
3点式ユニットの「トイレットペーパー湿気る問題」を指摘することが多い女性の反応も良好でした。
今回、改修したお部屋に申込みをしてくれたお客様は、改修前・改修後の両方を見学しているのですが、改修工事が終わる前に申込みをしてくれました。
写真では見えづらいですが、トイレとシャワールームの間には一般的な浴室折戸がついています。ですので、3点式ユニットバスと比べると、トイレ側への湿気の流入もだいぶ抑えられると思います。
3点式ユニットをなんとかしたいけど、トイレスペースを新たに設置できない面積のお部屋のリフォームにオススメです。
きっと良い空室対策になると思います。
by 大丸商事 長谷川浩一
関連した記事を読む
- 2024/11/01
- 2024/10/05
- 2024/10/01
- 2024/09/01