9:00~18:00
日・祝日
2018年10月18日
コラム

紙巻きタバコに対する意見が増加傾向

実際には以前から、非喫煙者が申し訳なさそうに相談という形でタバコについては色々申し入れがされていました。

しかし、最近はハッキリと「意見」とか「要望」という形で申し入れをされることが多くなりました。

特に紙巻きタバコのニオイに対して、非常に厳しい意見や要望を多く頂きます。

喫煙者には、よりマナーやモラルが問われるような社会になってきたということなのでしょう。

 

ニオイが嫌なんです

タバコを吸わない入居者から「ニオイ」に関して申し入れがありました。

聞くと、共用廊下に面した駐輪場で喫煙行為があるようで、喫煙者がその場にいなくても「ニオイ」がするというのです。

吸殻から臭うことが多いので、吸殻が落ちているかお尋ねしたところ、吸殻は一切ないとのこと。

(そこでタバコを吸った人もさすがにポイ捨てはマズイと思ったのでしょう。)

では一体どうしてなのか。

話を聞いているうちにわかりました。

吸殻は捨てずとも、灰をそこにポロポロ落としていたようで、その灰からのニオイが漂っていたようです。

すぐに全体文書で共用部分での喫煙行為は控えていただくようお知らせをしました。

 

分譲マンションでは当然のこと

賃貸マンションやアパートでは管理組合は当然に存在せず、場合によっては共用部分にルールさえ無いこともあります。

しかし、分譲マンションでは管理規約や使用細則などが詳細に規定され、しっかりとルールが決まっていることが多いと思います。

近年の分譲マンションのタバコに関するトラブルは、「バルコニーでの喫煙行為」が多くを占めているように思います。外廊下や階段、エントランスなど住人が皆で利用する共用部分での喫煙行為は完全に「アウト」としていて揉めることすら無いのでしょう。

一方、賃貸マンションやアパートではどうでしょうか。

契約書や使用細則などに喫煙行為に関して、一切決まりが無いということも多いのではないでしょうか。

分譲マンションでは当然に禁止されている行為が、賃貸では平然と行われていることもあるのです。

先程の物件は入居ルールに共用部分の利用に関しての記載があったので、それを思い出していただくような内容の文書を全世帯に配りました。

 

契約書で取り決めるのが一番

本来であれば、喫煙者のマナーやモラルで解決して欲しい問題ではあります。

しかし、マナーやモラルに頼れなくなったときは、契約書に禁止行為のひとつとして明記してしまうことも可能です。

そして、バルコニーや共用部分における喫煙行為を契約で禁止にしてしまうのが一番効果的です。

ただ、それをしてしまうと結局は禁煙マンションや禁煙アパートにせざるを得ないことになるでしょう。

そうすると入居者を募集した際に入居者の属性を限定することとなり、間口が狭くなる恐れがあります。

一方で視点を変えてみると、完全に禁煙にしたマンションやアパートは人気物件になるかもしれません。

実際に、旭化成ホームズが「禁煙マンション」と銘打って展開している事例もあります。

近年の健康志向や、先日改正された健康増進法の影響により、タバコとは無縁の生活を送りたいという人たちが集まってくれる可能性だって十分にあります。

隣人のタバコに悩まされることのない「禁煙マンション」、意外と良いコンセプトかもしれませんね。

 

室内でのタバコも問題あり?

外廊下やバルコニーなどの共用部分でのタバコが禁止されるなら、室内で楽しむ選択肢もあります。

でも、室内でのタバコも問題が山積です。

まず、室内でのタバコは退去時の原状回復費用が高くなる恐れがあります。

それならばとキッチンの換気扇そばで吸うことにしました。

室内の汚れは軽減されるし、誰からも怒られる筋合いはありません。

(奥さんには嫌がられることはありそうですが…)

ところが、キッチン換気扇の排気場所によっては、バルコニーと変わらないぐらいに迷惑をかける可能性があります。

現実には、バルコニーで吸うよりニオイは軽減しているでしょう。

けれども、換気扇の排気場所がバルコニーの場合、結局ニオイは上下左右のお部屋へ流れて行きます(特に窓を開ける季節は要注意です)。

喫煙者には厳しいですが、最終的には敷地内で紙巻きタバコは吸えなくなり、一服するのにも大変な時代がやってきそうな気がします。

 

by 大丸商事 長谷川浩一

 

arrow_upward