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2019年11月21日
コラム

安請け合いはしない

管理物件で排水漏れが発生しました。

事の発端はつながっていない排水に設備を接続したことによるものですが、損害が拡大した原因は「安請け合い」だと思います。

※見苦しい写真があるかもしれません。ご容赦ください。

排水がつながってない

今回の事の発端は、設備を排水につなげたところ、その排水管が途中で寸断されていたことです。

当初、それを発見したオーナー様は雨漏りと勘違いをして、建物の外装をしている業者に点検を依頼しました。

この外装業者はオーナー様が懇意にしている業者さんです。

 

設備を排水管に接続する際に、設備を設置した内装業者には

「排水管が最後まで接続されているか確認をしてから施工してください」

と申し入れをしていました。

 

ところが、確認不足できちんと接続されていない排水管に設備を接続したことが根本的な原因です。

 

ん~、それはどうなんでしょう

排水が寸断されているところから漏れているので、雨漏りの点検をした外装業者が、オーナー様の依頼もあり、階下の使っていないお部屋の流しにその排水を誘導するようにプラスチックのパイプを使って仮設工事をしました。

ところが、その仮設工事は単に排水が流しのシンクに行くようにしただけです。

ゴミ受けもトラップもそのまま。

「ん~、それはどうなんでしょう。何かの拍子に排水不良になりませんかね。」

という我々の意見も聞き入れてもらえず、結果↓のような状態に排水があふれました。

シンクの中は汚れた水で一杯に。

分かりづらいかもしれませんが、シンク周囲にも床にも大量に溢れている状況です。

当然といえば当然です。

一般家庭だってキッチン排水のゴミ受けを定期的に掃除しなければ詰まって排水できなくなりますから。

※見苦しい写真でごめんなさい。

 

すぐに水道設備業者が仮設やり直し

急遽当社で手配した水道設備業者、この状況を見て呆れ返っていました。

「ひどすぎる、こうなって当然」

と言ってましたよ。

プロはこうしました。↓

さすがです。

シンクもしっかり使えるようにしてくれていました。

 

オーナー様も怒り心頭に発する

この外装業者さん、立川を拠点とした業者さんで地元を大切にしていたはずです。

ところが、顧客に言われたからと安請け合いして、被害の拡大を招きました。

そこまでは、正直よくある話です。きっと顧客のためだと考えて背伸びしたのでしょう。

 

しかし、その後がいけなかった。

被害を拡大させる予見可能性が十分にある、さらに我々管理会社の意見も無視したために発生した今回の一件に関して、何らの責任も取ろうとしなかったのです。

排水管仮設は水道設備業者がやり直しました。

ですので、オーナー様はせめて水漏れして汚れた流し台の周辺と床の清掃をして欲しいと申し入れましたが、帰ってきた言葉は、

「もう手が離れているから、そんなことはできない」

というものでした。

まぁ、あんまりトラブルが起きても愚痴を漏らすこともない我々ですが、今回は流石に開いた口が塞がりません。

「排水させる」という目的で請け負ったにも関わらず、わずが数日で漏水させるこの有り様は請負の完遂と言えるのでしょうか。甚だ疑問です。

 

オーナー様は賠償請求するか思案中みたいです。

そして、

「もう二度と付き合わない!」

と激昂していました。

 

できないことは無理してやらない

これは今回の教訓です。

相手のためだと思っても、あやふやな知識や技術で事に当たると、結局は大事な相手に損害を与える可能性があります。

今回の外装業者はオーナー様と長くお付き合いをしてきたようで、大事な顧客だったのでしょう。

だからこそ

「我々には難しい、その道のプロに頼んでください。」

「よろしければ紹介しますから。」

と声を掛けるべきだったと思います。

または、チャレンジしたのであれば、しっかりとフォローをすべきでした。

責任から逃げたかのような今回の外装業者の態度は自らの信頼を失墜させるものです。

 

このことは我々不動産業者も同じで、チャレンジするのであれば、しっかりと士業や他社・他業者と連携をしてフォロー体制を構築して行うべきだと思いました。

それがプロフェッショナルというものだと思います。

 

by 大丸商事 長谷川浩一

 

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