あなたの賃貸物件、ヤミ民泊に利用されていませんか
無許可民泊取り締まりは誰が?
平成28年8月1日発行の全国賃貸住宅新聞に掲載されていた記事です。
昨今、何かと話題の「Airbnb」に掲載された物件のうち85%が保健所の許可を得ていないとのこと。
調査は「全国賃貸住宅新聞社」が行った結果です。
保健所はこの実態を把握しているようですが、保健所には捜査権がなく、取り締まり強化ができていないとのこと。
この「ヤミ民泊」には近隣住民からも苦情が保健所に殺到しているようです。
|保健所の許認可だけではない民泊問題
オーナー様や我々管理会社に身近な民泊問題は、保健所の許認可よりも、入居違反行為です。
いわゆる契約違反行為ですが、意外にも本人たちにはあまり罪悪感はないようです。
理由は「スマホアプリ」。
前出の新聞社によると、若年層はスマホ利用率も高く、サービス利用までの垣根が低いことも要因のひとつと指摘しています。
さらには、スマホアプリのサービス提供者側も実態がつかめず、今後急拡大する恐れもあると警鈴を鳴らしています。
|抵触行為には毅然と対処
無断転貸などで賃貸借契約や旅館業法に抵触する行為には、毅然と対応することが大事です。
「いつか止めてくれるかもしれない」「誰かが注意してくれるかもしれない」と、対応を先延ばしにすることはオススメしません。
家賃滞納もそうですが、一度味をしめたら、なかなか入居者側から止めることはないのが実際です。
トラブルが大きくなる前に、管理会社や弁護士などの第三者を介してでも構わないので、「止めて欲しい」とハッキリ伝えることが大事です。
|一度自分で検索
勝手に民泊物件としてサイトに掲載されていないか、一度確認してみるといいかもしれません。
サイトには物件名などは記載されていませんが、管理会社やオーナー様であれば、雰囲気でわかることもあります。
掲載されていなければ安心できますし、掲載されていても、トラブルが大きくなる前に対処ができます。
by 大丸商事 長谷川浩一
関連した記事を読む
- 2024/11/01
- 2024/10/05
- 2024/10/01
- 2024/09/01