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2016年10月20日
コラム

バス・トイレ別はもはや当たり前!? 独立洗面台の需要大

設備の違いは入居の意思決定に影響する

 

業界紙に全国賃貸住宅新聞というものがあります。

10月17日号の掲載記事の中に、全国賃貸住宅新聞社が全国の管理会社・仲介会社にアンケート調査(238社)をした結果をもとに作成したランキングがありました。

 

ランキングのの内容は、「人気設備」ランキングと「なければ入居が決まらない設備」ランキングです。

 

 

|人気設備ランキング

 

この人気設備ランキングには副題として「この設備があれば周辺相場より家賃が高くても入居が決まる」とあります。

 

 

 

 

確かに、ランキングされている設備を見ると、魅力的な設備ばかりが並んでいます。

そして、そのほとんどが、既存物件に導入しようとすると、「それなりに費用が掛かる設備」という印象を受けました。

 

しかし、その中でも、単身向け・ファミリー向けそれぞれで1位になっているインターネット無料は比較的導入しやすいものではないでしょうか。

建物の規模や構造にもよりますが、インターネット接続は有線である必要はないはずです。

無線設備を使ったインターネット無料サービスはNTTを始め、多くの業者が管理会社に営業して回っています。

 

記事によると、「インターネット無料設備は、入居者自身でネット回線を引いた場合の費用と家賃を比較できる点がほかの設備と異なる」、「アンケートでは1000円~3000円程度まで賃料を上げることが可能だとする回答が寄せられた」、とありました。

 

インターネット回線使用料とプロバイダー料金を合わせると、毎月おおよそ5000円程度かかるので、3000円ほど家賃が高くても、入居者からするとお得感があります。

 

 

|この設備がなければ入居が決まらない設備

 

こちらは人気設備とは違い、無いと入居したくない必要設備ということになります。

 

 

 

 

単身向け・ファミリー向けともに、半数近くは人気設備を既存物件に導入するほどコストがかからないものが並んでいるように見受けられます。

 

比較的高額な独立洗面台も、退去後のリフォームをする際に、面積に余裕があれば決してハードルの高くない設備だと思います。

 

そう考えると、オートロック以外は、頑張れば何とか手が届きそうな設備だと思いませんか?

 

オートロックに関しては、既存物件に導入できると宣伝している商品もあります。

しかしながら、無線方式であったり、入居者がスマートホンを持っていないと使えなかったりするものがあり、費用も安くありません。

 

既存物件に、各戸に備付のインターホンから解錠操作をできるようにして、有線でオートロックを導入しようとすると車一台分位の費用が掛かります。

 

私どもの管理物件で実際に見積もりをしましたが、約400万円程度かかる見積書が出てきていました。

 

それでも、導入を検討する場合は、大規模修繕工事を行うのに合わせて導入するのもひとつの方法かもしれません。

 

 

|賃貸住宅に求められる質が高まってきている

 

単身者でもファミリーでも、新たに部屋を借りようとする世代は、人気設備ランキングや必要設備のランキングにある設備に馴染みがあります。

 

というのも、実家はこのような設備が導入されている持ち家ということが多くあります。

 

つまり、入居者は設備の便利さをあらかじめ知っていてることが多いのです。

逆に古い設備の使い方はわからなかったりします。

 

よく質問されるのは「バランス釜」です。

若いお客様から「これ何ですか?」と聞かれることはよくあります。

使ったことはもちろん、見たこともない設備となっていて、着火すらできないということもあります。

 

本来であれば、追焚きができる便利な風呂がまなのですが、ユニットバスに馴染んできた世代からすると、タイル張りの浴室自体に不思議な感覚をおぼえると聞いたこともあります。

 

不思議な感覚の正体はきっと湯船の置き方なんだろうなと個人的に勝手な解釈をしています。

 

 

 

オーナー様からすると「贅沢な!」と思うかもしれませんし、費用対効果に疑問符がつく設備もあるかと思います。

 

今後の参考にしてみてくださいね。

 

 

by 大丸商事 長谷川浩一

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