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2018年07月07日
コラム

給水増圧ポンプの交換

東京都水道局は貯水(受水)槽給水方式から直結給水方式への切り替えを促進をしています。直結給水方式にすることにより、フレッシュな安全でおいしい水を供給できるメリットがあると謳っています。

確かに「東京水」としてペットボトル詰めして販売するほど自信がある東京都の水道水なので、そのメリットを受けるには直結給水方式が良いと考えているのでしょう。

受水槽のメンテナンスも不要なになるので、オーナー様にもメリットがあると思います。

しかし、水道管の圧力で給水がまかなえる場合(直圧)以外は、増圧ポンプが必要にななります。

10年ほど前に直結給水方式に切り替えた物件の増圧ポンプが不良になったので交換作業を行いました。

 

きっかけは水漏れ

巡回点検を行っていた際に、ポンプ周辺の土が湿った状態で、ポンプ土台のコンクリートも濡れていました。

雨上がりだったので見逃しそうになりましたが、設置場所は階段下で、雨ざらしになる場所ではありません。

不思議に思い近づいたところ、ポンプのケース内からポタポタと水の滴る音が聞こえるではありませんか。

「あ~、ポンプの配管から水漏れしてるなぁ」

と思いました。

ついでに、コントロールパネルの表示を見てみるとエラーコード表示もあります。

「ポンプ壊れてたら厄介だなぁ」なんて考えながら状況を業者に伝えました。

 

嫌な予想は当たります

業者に見てもらったところ、やはりポンプの故障でした。

増圧ポンプは通常ペアを組んでいます。

ポンプ同士が補完し合いながら、そしてバックアップのためにペアを組ませます。

そうしないと、いざというときに断水になり、困ったことになってしまうからです。

今回は2つのうち、1つが動作不良を起こしていました。

そこで修理の見積もりをしましたが、年数が経っていたポンプでしたので部品が調達ができません。

結局出てきた見積もりはポンプの新規交換(2つとも)でした。

 

機械にトラブルはつきもの

直結給水方式に切り替えて、受水槽を撤去してもポンプのメンテナンスは必要です。

定期的な清掃や水質検査が必要な受水槽からの開放は嬉しいものですが、増圧ポンプも機械であるが故のトラブルはあります。

コストや入居者から見た評価などを総合的に比較してこのまま受水槽でいくのか、増圧直結給水に切り替えるのか考える必要があります。

直結方式に切り替えて一番メリットがあるのは、直圧直結給水方式だと思います。

東京都水道局の場合、3階~4階程度であれば水道管の圧力のみを利用した「直圧」による給水によりポンプが必要ない場合もあります。

 

今回はポンプが完全停止する前に対処できたので、入居者への影響も最小限にとどめることができました。

 

by 大丸商事 長谷川浩一

 

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