賃貸業からの卒業
賃貸不動産管理は息の長い仕事です。
途中で管理替えなどが無い限り、所有者とは十年単位に渡るお付き合いをさせていただくこととなります。
相続による所有者の変更で賃貸業を卒業された地主様がいらっしゃいますが、40年弱の長きに渡り私共とお付き合いをしてくださったのでとても残念ですが、同時に言葉では言い表せないほどの感謝の気持ちでいっぱいです。
大丸商事の設立当初からのお付き合い
こちらの地主様親子とは先代社長の頃からで、年数にして約40年弱のお付き合いをさせていただいておりました。
ご自宅のそばにある不動産を運用しており、当初は建物を賃貸で運用し、その後建物取壊し後は駐車場として運用、最後の約15年はコインパーキングにしていました。
所有者はご長男夫婦と同居されており、私共はそのご長男様とともに所有者であるお母様の不動産運用のお手伝いをさせていただいておりました。
お母様の晩年は主にご長男様が取り仕切りをされていましたし、ご長男様もお母様と同居でしたのでやはり長いお付き合いになります。
このように、賃貸管理は何事もなければ、長年に渡り所有者の方とお付き合いをしていくことになります。
顧客である所有者方とじっくりと向き合ってお付き合いができることが管理業の醍醐味だろうと思います。
賃貸業からの卒業
今回、所有者であるお母様の相続が発生しました。
ご長男様にはご兄弟がいらっしゃるので、分割協議を行った結果、駐車場として運用していた土地はご兄弟が取得されることとなりました。
協議の経緯は伏せますが、争いごとが起きることもなく、比較的円満に進んでいったようです。
その中で、土地はご兄弟が駐車場としてではなく、あくまで更地状態で取得されることとなりました。
私共は駐車場の解約業務を行い、舗装してあるアスファルトも撤去となりました。
精算を経て、お母様からの指示を受けて実質的に賃貸業を行っていたご長男様も賃貸業からの卒業となりました。
感謝の気持ちでいっぱいです
長きに渡りお付き合いをしていただいた地主様には感謝しかありません。
他社に管理替えをすることもなく、当社を信頼してくださいました。
そして、最後の最後まで私共にお気遣いを賜り大変に有り難い限りです。
不動産投資の出口としては完全な段階とは言えませんが、最終的な部分はご兄弟の方々が考えられると思います。
非常に潔い綺麗なご卒業でした。
by 大丸商事 長谷川浩一
関連した記事を読む
- 2024/11/01
- 2024/10/05
- 2024/10/01
- 2024/09/01