住みたい街(駅)で「立川」は18位
2010年から毎年(2011年を除く)実施されているリクルート住まいカンパニーが行う「SUUMO住みたい街ランキング2019」。
結果が発表され、立川は「総合で18位」となりました。
ここ2~3年は20位前後でランキングされていますが…。
当初は圏外だった「立川」
住みたい街ランキング調査開始当初は、1位は「吉祥寺」と決まっていました。
そして立川は「それどこ?」状態で、ランキングは圏外に。
そして2013年には50位までの住みたい街ランキングが発表されるようになり、ようやく「立川」の文字が確認できるようになりました。
2013年の順位は「44位」と注目度が低かった街ですが、2015年に「26位」となり、2017年には「20位」と少しずつですが上昇傾向にあるなかで、今年(2019年)は「18位」となりました。
飛行場の「街」としての「立川」
大正11年に運用が開始された立川飛行場は、当初は軍民共用の空港でした。
日本初の東京ー大阪の定期航空路線は立川飛行場から出ていたそうです。
その後民間利用は羽田に移され、立川飛行場は軍用のみで利用されるように。
太平洋戦争中は日本軍の基地として、戦後しばらくは駐留軍の基地として使用され、まさに立川は「基地の街」として発展をすることとなり、これが現在の立川の礎となっています。
現在も立川駅北口には陸上自衛隊の立川駐屯地(立川市緑町)や防衛省・陸自・空自が共同利用している東立川駐屯地(立川市栄町)があります。
そして、主にヘリコプターの運用をしている立川駐屯地では「立川航空祭」が催されたり、昭和記念公園の花火大会の打ち上げ場所として利用したりと、地域の賑わいに貢献してくれています。
基地跡を有効利用、さらなる発展を目指す「立川」
現在、基地として利用された広大な敷地の大部分は返還され「国営昭和記念公園」として整備されたり、「IKEA」ができたりと活用されています。
また、地元企業である「立飛ホールディングス」が「立飛みどり地区プロジェクト」として国有地の払い下げを受け、2020年開業を目指した大規模複合施設の建設を進めています。
すでに立川駅はJR中央線内において「新宿」「東京」に次ぐ第3位と屈指の乗客数を誇り、JR東日本エリア内全体で見ても「15位」となっています。
人口減少の局面にありながらも、なんとか人口増を維持している立川。
住みたい街としてのポテンシャルに期待したいですね。
by 大丸商事 長谷川浩一
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